DC4

Rails5 + ES6 + React + react-router + axios + CSS Modules でTodoアプリを作った。

前回 Angular2で作成したTODOアプリのReact バージョンを作成しました。

作ったもの

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todo-rails-xxx-js

構成

todo-rails-xxx-js/front/react-ver at master · yassun/todo-rails-xxx-js · GitHub

React

Angular同様に公式のチュートリアルがとても充実していました。

Tutorial: Intro To React - React

ライフサイクルについてはコチラの記事がとても参考になりました。

React component ライフサイクル図 - Qiita

react-router

React.jsのシンプルなルーティングライブラリです。

こちらも公式チュートリアルがあります。 GitHub - reactjs/react-router-tutorial

axios

APIとの通信時にAngularの場合はhttpモジュールが用意されているのですが、 Reactの場合は自分でライブラリを選択する必要があります。

調べた結果、候補として superagentaxios が挙がりました。

GitHub - mzabriskie/axios: Promise based HTTP client for the browser and node.js

GitHub - visionmedia/superagent: Ajax with less suck - (and node.js HTTP client to match)

今回はAngularのhttpモジュールに似ているという理由で axiosにしました。

CSS Modules

CSSモジュール ― 明るい未来へようこそ | プログラミング | POSTD

Reactと組み合わせることでCSSコンポーネント単位で管理することができます。

今までBEM記法等の命名ルールで行っていたことをwebpack(style-loader, css-loader)で自動的に行ってくれます。

今回のようにデザインテンプレートを使用している場合でも、 グローバルで使うために宣言されたクラスとローカルだけで使いたいクラスがコンポーネントを見た際に解かる利点がありました。

その他

css/jsのbundleにwebpack、ES6のコンパイルにBabelを使用しました。

まとめ

今回の構成は何かを作る際に第一候補として考えたいと思ってます。

その際にはRails 5.1 でもJSに関する変更点が多く入っているので、この当たりも合わせて試していきたいです。 weblog.rubyonrails.org

次回はVue.js と Flowtypeを試す予定です。

2016年を振り返る

今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします。

今年も色々な事がありました。

海外での生活

一番大きな環境の変化として、生活拠点を海外に移して既に1年以上経過しました。

宗教、国民性、言語等が全く違う国に住むことで自分の価値観を強制的に相対化させられました。
また、日本という国を客観的に見れるようになった事も大きいです。

住む前からある程度予測をしていたのですが、こちらでの生活は何をするにも、全然思い通りに行かないです。本当に。本当に…。

今も解約したはずのネット回線業者から使っていない月の請求が来ており、交渉している最中です。

日本では中々味わう事のできない理不尽さのお陰で問題解決力とメンタル面がかなり鍛えられました。

これらの経験が役立つのか今の所わかりません。
ただ、今後、物事の考え方に与える影響は大きいと思ってます。

その他にもこちらの生活を通じて、プログラマとしての仕事は世界中どこでも行う事が出来る貴重なもので、数ある職のなかでこの業界を選んで、自分は本当に良かった。と改めて感じました。

英語

今年は英語に多くの時間を投資しました。

TOEIC200点台だった僕が600点になるまでにやったこと。 - DC4
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本当に底辺レベルからのスタートだったのですが、1000時間くらいやった辺りから幾分かマシになりました。

フリーランス

今年からフリーランスとして仕事をしています。

「自分のスキルと時間に値段を付けて交渉する。」という行為に、最初はかなりプレッシャーを感じたのを覚えてます。
そのおかげで数字に根拠を持たせる為に、必要とされているスキルセットはなにか、自分の強みはどこにあるのか、といった事を日々悶々と考えるようになりました。

そしてなにより、会社という看板が無いにも関わらず、自分個人に仕事を依頼してくれる方々に出会えた事、またその信頼に応えたい。というモチベーションで仕事ができたというのはとても大きな経験です。

その他にも税金について学ぶ必要があり、それをきっかけに多くの事を学ぶ事ができました。

フロントエンド 

やっぱり前にも出たくて学習を再開しました。

Rails 5 + Angular2 + TypeScript でTodoアプリを作った。 - DC4

旅行 

リモート中心の仕事だった事もあり、
今年はアジアを中心に色々な国に行く事ができました。

初めて海外旅行にいったのは3年前なのですが、数えてみるとこの1年で30回以上飛行機に乗っていました。

今もこの記事をベトナムハノイで書いてます。

来年に向けて

現時点で日本のどこに住むのかが決まっていないのでなんとかしたいです。

英語に忙しくて個人でサービスを作れなかったので、来年は色々やっていきたいです。

帰国したらつけ麺やすべえと寿司を堪能しながら「君の名は」と「シンゴジラ」が見たいのとVRを体験したいです。

 

それではよいお年を!

Rails 5 + Angular2 + TypeScript でTodoアプリを作った。

フロントエンドの勉強のため、 Rails 5 + Angular2 + TypeScript + SystemJS の組合せでTodoアプリを作成しました。

作ったもの

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todo-rails-xxx-js

構成

GitHub - yassun/todo-rails-xxx-js: Todo samples by Rails 5 (API mode) and JS frameworks.

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開発中は RailsAPI と Angular2 それぞれでローカルサーバを立ち上げて作業しています。 違うポートでの通信となるのでクロスドメイン問題を解決する必要があります。

今回はこちらのGemを使用しました。 GitHub - cyu/rack-cors: Rack Middleware for handling Cross-Origin Resource Sharing (CORS), which makes cross-origin AJAX possible.

リリース時にビルドしたフロントのリソースfront/angular2/public/*Rails側の/public に移動しています。

Rails5

APIモードのオプション(rails new app --api)を付けて以下記事と同じ手順で作成しました。

Rails-APIでTODOアプリを作る。

Angular2 + TypeScript + SystemJS

Angular2は公式のチュートリアルがとても充実していました。

まずはこちらの章でAngular2の雰囲気を掴むことから始めました。

Quickstart - ts - QUICKSTART

その後はより実践的なチュートリアルに進みました。

Tutorial: Tour of Heroes - ts - TUTORIAL

こちらはかなりボリュームがあるのですが、ヒーローを題材としたSPAを作りながら

  • Component
  • Module
  • Routing
  • DI
  • Two-Way Binding / Event binding
  • Service
  • Mockの作り方
  • RxJS...etc

と開発に必要な要素を一通り学ぶことができます。

フロントエンド開発について

何も知らない状態からフロントエンドに入る際の障壁として、 Angular2 / TypeScript / RxJS の学習はサクサクと進めれたのですが、モジュール管理とビルド周りが辛かったです。

特にSystemJSをbundleするのに苦戦しました。

さいごに

Angularの次期バージョンは 3 ではなく、4になるそうです。 そして6ヶ月ごとにメジャーバージョンが上がるとの事です。

Angularの次バージョンは「Angular 4」に、2017年3月リリース。今後は単に「Angular」と呼んでほしいと - Publickey

Angularはフロント開発に必要なライブラリが既に用意されている状態で開始できるので、入門としては入りやすかったです。

次回はReact.js + Redux.js + ES6 で挑戦してみようと思います。

社内ISUCONに参加した。

そろそろISUCONの時期ですね!

今年は諸事情で参加できそうにないのですが...。

その変わりに(?)とある御縁からこちらの社内ISUCON(通称:ISHOCON)にお邪魔させて頂きました!

http://blog.mmmcorp.co.jp/blog/2016/08/05/ito-time-management/blog.mmmcorp.co.jp

やったことをざっくりと振り返りたいと思います。

言語選択はRuby。 環境は c3.xlarge。

開発環境の整備

  • AWSの構築 / sshの設定
  • ソースのGit管理
  • nginx/MySQLの設定バックアップ
  • vimの設定

アプリケーションの動作確認 (score : 104)

  • 機能の把握
  • 構成の把握

解析ツールの整備

  • kataribe
  • pt-query-diges
  • rack-lineprof
  • slow.logの出力設定
  • ログ退避したりミドルウェアを再起動したりするシェルを作成

準備していた設定ファイルの置き換え(score : 165)

アプリケーション修正 (score : 5569)

  • N+1の修正
  • 事前にJOIN出来る箇所を修正
  • OFFSETを使用している箇所の修正
  • nilを想定していない箇所の修正
  • 未使用カラムの削除

インデックスの追加 (score : 37908)

  • ベンチマークを実行しながら各種追加。
  • インデックスに合わせてクエリを修正。

キャッシュ戦略 (score :51319)

既にredis で実装している方が居たので今回は memchached でやってみることにしました。

ベンチマーク実行前に呼ばれる /initialize 内で必要な集計結果をどんどん乗せて、 最終的にベンチマークが集計時に必要としている特定テーブル以外のクエリ発行を無くしました。

sysctl.confの修正

ISUCON定番ネタですね。
ISUCON4 予選でアプリケーションを変更せずに予選通過ラインを突破するの術 - Hateburo: kazeburo hatenablog

css/imageの非同期読込み

こちらで紹介されていたテクニック。
#isucon 4に参加して予選2日目暫定1位になりました - 酒日記 はてな支店

最終調整

  • nginx, unicorn のプロセス数、workload数の調整
    • unicorn : 9, nginx worker_processes:4 / worker_connections=10240, workload: 10

足掻く (score :52403)

  • テンプレートから空白と改行の除去
  • String.freezeする

結果

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GitHub - yassun/ISHOCON1

反省点

memchached の方がクエリ発行より速いと決めつけてどんどん乗せたのですが、 最終的にボトルネックになってしまいました...。 DBとキャッシュのバランスをとりながら実装するべきでした。

あとはリダイレクトは点数加算されないという点をレギュレーションから見落としていました。

Nginxでセッション操作ができるので、そちらで完結出来るものがあると気が付きませんでした。

自分としてはこれ以上は厳しいと思ったのですが、まだまだやれることが沢山ありました。

ISUCON4 予選 参考解答(Redis版) : ISUCON公式Blog

まとめ

こういったイベントがあると実践的に楽しみながら勉強できるので良いですね。 出題を担当したshowwinさんに感謝です!

今回参加させて頂いたMMMさんではにエンジニアを募集中です!
リモートワークに興味がある方は是非! www.wantedly.com

TOEIC200点台だった僕が600点になるまでにやったこと。

先日3ヶ月間の英語留学が終了しました。

無事目標としていたTOEIC600点を達成する事ができたので、これまでの勉強を振り返ろうと思います。

英語学習を始めた理由

自分は昔からずーっと英語から逃げ続けてきたので勉強開始時の英語力は、中学生以下のレベルでした。

新卒からエンジニアとして働き始め、英語の必要性を常々感じてはいましたが、具体的な勉強は特にやっていませんでした。

当時在籍していた会社でTOEICを受ける事になり、人生で初めて受けたところ、250点くらいでした。

TOEICは4択形式で990点満点です。全部Aで回答しても確率的には同じくらいの点数が取れるので、実質0点ですね。

今後もエンジニアを続けていくに辺り、このままではマズいのでは…?と思ったのが学習を始めたキッカケです。

目標

勉強開始時に漠然と設定した目標は以下のようなものでした。

  • 開発に関連する英語の記事やドキュメントが読めるようになること。
  • GitHubやStackOverflow等で海外の開発者とコミュニケーションがとれるようになること。
  • コンテキストが解っている状態で英語で会話ができること。

ですが、どれくらい勉強すれば上記を満たせるのか解らなかったので、 こちらの記事で「英会話、英文解釈などのスタートライン」と書かれていたTOEIC600点を数値目標にすることにしました。

TOEIC600点レベルに届く最短勉強法(TOEIC600点への道)

やったこと

単語さえ読めればなんとかなるんじゃないのかなーと思い、しばらくは通勤時間にiKnowを使って単語だけを勉強していました。

200時間くらいやった辺から少し変化が感じられ、 以前は英語ドキュメントを見つけるとすぐさまGoogle翻訳を開いていたのですが、 知っている単語を拾いながら読める事が少しずつ増えてきました。

ですが、ある日GitHub上に公開されているライブラリのバグを踏んでしまい、修正後した後にプルリクを出そうとしたのですが、そこで完全にフリーズしてしまいました。

この経験から単語だけではこれ以上先に踏み込めないんだなーということを痛感し、文法の勉強を開始する事にしました。

最初に着手したのはこの本でした。

  • くもんの中学英文法―中学1?3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)

中学時代に英語をちゃんとやっていた人ならきっとスラスラ読めると思うのですが.... この時点の私は「三単現のs」さえよく理解できておらず、全然進みませんでした...。

なので以下の書籍に変更しました。

  • ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる 中1英語
  • ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる 中2英語
  • ひとつずつ すこしずつ ホントにわかる 中3英語

名前の通りとても丁寧で解りやすかったです。

その後、少しだけ詳細に説明されている以下の書籍を読みました。

  • 基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル1
  • 基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル2
  • 基本にカエル英語の本 英文法入門 レベル3

このタイミングでくもんに再度チャレンジしたところ、スラスラと読むことができました。

その後、理解度の確認&復習するために以下のドリルを2周しました。

  • 【「話せる」ための音声(MP3)DLプレゼント付】 Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル (Mr. Evine シリーズ)

中学英文法については大体理解できたと感じていたのでオンライン上で受けられるCASECという試験を受けた所、 TOEIC換算で340点という結果でした。

現実はとても厳しかったです。

この時点で勉強開始から1年以上が経過しており、英語へのモチベーションが途切れそうになっていました。

このタイミングで諦めてしまっては次はないと感じ、色々タイミングが重なったこともあり、会社を辞めてセブへ語学留学することにしました。

セブ島留学

セブは英語留学のメッカと言われるだけあって、たくさんの語学学校があります。 色々サイトを見て探し、良さそうな学校をいくつかピックアップして、留学先を決める前に一度現地訪問することにしました。

フィリピンへ下見に行った。 その1 - こころんだより。

留学中は平均1日/10Hくらいやってました。 今まで開発以外の勉強を長時間するという習慣がなかったので、最初の2週間はとてもきつかったです。

カリキュラムの内容については書くことが出来ないので割愛します。 カリキュラム以外では Rebuild: 122: The Metal Is Dead (tenderlove) のTranscriptを印刷して読んだりしていました。

留学1ヶ月目で受けたTOEICが前回から全然変わっておらず、かなり追い込まれながら勉強していたのですが、

留学2ヶ月目のTOEICでようやく変化が現れ、600点越えを達成する事ができました。

あとフィリピンのTOEIC試験環境は日本に比べるとかなりハードモードです...。

自分が受けた際は以下の様なことがありました。

  • 自分の席が用意されてない。
  • 試験開始が2時間以上遅れる。
  • リスニング音源が音割れしている。
  • リスニングパート中に平気でスタッフがドアの開け閉めをする。
  • 年に一度の盛大なお祭りの日と重なっているにも関わらず、試験日は変更されない。パレードの音がすごい。

まとめ

Rebuild: 125: Toothbrush Can Be Exciting (N, naan) の中で

「日本人で普通に中学、高校と行けば6年間は学ぶ訳ですからね...」

という発言があります。

その貴重な期間を無駄にしてしまった僕は、聞く度に「うわーーーーーー!!!!」と叫びながら枕に顔を突っ伏したくなる衝動に駆られていました。

きっと同じような心境の人は他にも居るのではないでしょうか。

ですが、今回の経験からお金と時間を使えば大人になってもその期間の勉強を取り戻すことが、少なくともTOEICの数字上では可能だという事がわかりました。

学年別TOEIC平均スコアは何点?(高校・高専・大学・大学院)

そしてTOEIC600点を取ったら目標にしてた項目は達成できたのか?という点なのですが、 まだまだ全然足りていないです。 当初に比べると遥かにマシになりましたが、英語坂、まだまだ遠いです...。

今後

今まではTOIECを題材に勉強を行っていたのですが、3月の受験でTOIECからは一度離れよう思います。

その後は技術系の分野と上手く繋げながらの勉強法を模索していきたいと考えています。

おすすめの方法等がありましたら是非教えて下さい。

それでは。